2018年07月10日

CD紹介

牧野詩織(フルート)と井上仁一郎(ギター)の新譜CD「romances」を聴いた。岩手(牧野)と福島(井上)出身の二人が陸前高田市の箱根山テラスで録音した一枚。ここは東日本大震災後に民間で計画された交流地点としての宿泊・滞在施設だと言う。バルトーク/ルーマニア民族舞曲、モリコーネ/ニューシネマパラダイス、ピアソラ/タンゴの歴史などフルート&ギターの定番曲を中心に、前後にシューマン/3つのロマンス、ブラームス/間奏曲Op.118-2と言った大作曲家の作品を配している。どの曲も息の合った上質な演奏だが、二人はこのドイツロマン派の小品を優しく親しみを持って演奏していて私は気に入った。オリジナル作品である「タンゴの歴史」以外は井上の編曲。


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