音楽日記
2024年02月27日

シャコンヌ

サブスクに登録されたCD紹介第6弾
ALCD-7090 シャコンヌ 原善伸ギターリサイタルIV
2004年2月2-3-4日@横浜みなとみらいホール小ホール
フレスコバルディ/アリアと変奏
タレガ/マリエータ、マリア、エンデチャ、オレムス
バッハ/シャコンヌ
バリオス/フリア・フロリダ、ワルツ第4番、最後のトレモロ
ディアンス/タンゴ・アン・スカイ
マイヤーズ/カヴァティーナ
ソル/グラン・ソロ
 シャコンヌは以前はヴァイオリンの原曲をそのままギターで弾いていたのですが、よりギターらしさを出したくて、セゴビア版を勉強し直しました。はじめは加えられた和音に戸惑いを感じましたが、だんだんそのロマンチックな表現に惹かれ、ほぼセゴビア編の楽譜通り収録しました。私は密かにこの編曲はポンセによるものか、或いは大幅にポンセのアイデアをセゴビアが取り入れたのではないかと思っています。
 私のCDのシャコンヌに関しては賛否両論でしたが、最近ブゾーニ編(ピアノ)が見直されたり、ヴィルへルミ編(ヴァイオリン)のCDが高評価を得るなど近代のバッハ編曲の再評価の動きも出ています。セゴビア編もそのような観点から見直されても良いかも知れません。
 フレスコバルディの「アリアと変奏」もそれまでは、より原曲に近いUE版(シャイト版)を使っていたのですが、シャコンヌに合わせてセゴビア版に変更しました。

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